2019年9月7日土曜日

9/5 アルメリマール到着

9月5日木曜日、予定より2日早く、朝9時過ぎにアルメリマールのマリーナに無事到着、林ふみさんが迎えに出てくれて、奥の静かな所に地中海式スターン舫いで船を繋ぎました。航海中は全くの凪で最高に楽。しばらくして"美帆"で世界を2周した野村さんがキングビーを訪問、夕食はフミさん野村さんと5人で近所のタパス屋さんで楽しく頂きました。これで今年の最終目的地に着きました。ポルトガル北部で離岸時に他のヨットの船首アンカーに引っかかってスタンションを曲げる事故に遭いましたが、大した問題も無く、概ね予定通りに航海を終えることが出来、嬉しいです。ご声援ご協力を頂いた皆様、ありがとうございました。8, 9日にグラナダ観光予定で、13日にマドリードに移動、14日発の便で帰国の途につきます。











9/2 ザ・ロック観光

9月2日ザロック観光。ケーブルカーで登ったけど、生憎の霧で東側は見えず。徒歩でかなり下った所に昔のトンネル内に並べられた大砲がありました。ナポレオン時代にスペインに包囲されナポレオン軍も加わったけど守り切った。イギリスの執念が感じられる。夕食は麓のMain Street で。賑わいは感じられなかった。3年前に若尾さんの船で来た時より寂れた感じ。











9/1 タンジェ出港ジブラルタルへ

9月1日、日曜日、船内の確認もあり、出国手続きに時間が1時間かかったけどパスポートスタンプももらえて、10時にタンジェ出港。逆潮を少しでも避けようとモロッコ海岸に沿って東へ走り、次いで北北東に進路を変えてジブラルタル目指したけど、前半は予報よりも東南東の風強く,逆潮で苦労。後半は楽になりジブラルタル時間(=スペイン時間)17時に前日予約しておいた、ダウンタウンに近いQueensway Quay Marina に入港。早速地中海式スターン付け。入り口左に有る事務所から一番奥へ行って左に曲がれと言われ、行くと係の人が来てスターン舫いを取ってくれ、ロープの端を二本渡されて、手繰ってバウに引っ張ってクリートせよとの事。手持ちのハシゴを使ってなんとか乗り降り出来るようにした。近くのレストランでBBQの夕食。ここの貨幣はポンド。2日は観光予定。3日は休養、4, 5日は夜間航海で130M東のアルメリマールに移動予定。アルメリマール到着は5日お昼頃かな?今の予報では東の弱風。







8/31

8月31日土曜、カスバ見物に。カスバとは城と言う意味か。城壁に囲まれた迷路が入り乱れた街。敵から守る為の迷路だそう。まず元宮殿のカスバ博物館へ。出てきたところから40代の英語が話せる男が、案内してあげると付いてくる。正規のガイドの資格は難しいので訓練の為ガイドしたいとのこと。本当だった。途中私服の警察が彼はちゃんとガイドしてるかと聞いて来た。お陰で、狭い迷路を巧みに通り、グランモスクに連れて行ってくれた。カフェで休んだ時、何故至る所に警官がいるのか、マリーナも警官がいつも見張っている、何故か、と聞いてみた。アフリカから色んな人々が集まるので治安が重要、自分も夜のカスバ治安維持の仕事をしている、との事。警官、監視カメラで治安維持に力を入れているそう。キング、と側近のGeneral が政治を取り仕切っているとの事。政体維持とも関係ないかな?夕食は又、マリーナ隣の、昨日とは別の高級レストランへ。非常に高級風だが日本の普通のレストラン並の値段。

8/30

8月30日金、1日延期したのに、ジブラルタル海峡西をバルバテからタンジェに横断するのはなかなか大変でした。東風18ktの予報よりも強く24kt くらい。前半は東からの潮流が2〜3kt, まず岸沿いに南東に走るも対地船速3〜4kt 。真南に走ってるのに船首は160度の方向を向いて、船速が出ない。後半は潮が変わったのか8kt。出港から5時間後にタンジェ到着。イミグレ、カスタムはマリーナ事務所のとなりの部屋に控えていて細かく質問があり時間かかる。カスタムの船内立ち入りも。出港は日曜にしたいが、と言ったらOKとのこと。マリーナ隣に新しい2階建のビル。レストラン兼ナイトクラブ、広場などあり、地元の連中も夕涼みで賑わっている。レストラン兼ナイトクラブで夕食。ビールもワインもありました。一般の街のレストランはアルコール無し。カサブランカと言う地元ビールと、モロッコ産ワイン飲みました。窓のすぐ下にKing Bee が見えた。なかなか内部は高級感あり、モロッコとは思えない。

8/29

8月29日木曜、55M走って一気にタンジェ狙ったが、向かい風が強く、一時20〜25ktなり、諦めてスペイン側のBarbateに入港。入港前にスペイン、フランスの連合艦隊が、ネルソン提督率いる英艦隊に破れたTrafalgar岬沖を通りました。近くには大きな海水浴場あり、トップレスのおばさんもチラホラ。夕食は海水浴場前のレストランで。ここのパエリアはまあまあだった。 30日、昨日よりはマシだが、真ん中辺りでは平均風18kt の予報。2ポイントリーフ、ステイスルでTangier 目指して、覚悟を決めて走ってます。

8/26

8月26日朝8時にAlcoutim を出発、Guaudiana 川を下り、外海に昼頃出て、16時Mazagon 着、47M機帆走。弱風、晴。Mazagon はこれと言う特徴なし、近くのレストランで夕食。 8月27日朝7時半Mazagon 発、55M先のCadizを目指す。晴れ、海上は気温25度で涼しい。弱風10kt 程度の向かい風、晴れ。途中で、なんとカツオらしき魚が2匹もトローリングで釣れた。実は25日Ayamonte 到着前に60cmのダツが釣れていた。これはAlcoutim で刺身にして食べた。カツオはCadiz到着後、2匹とも僕が3枚に下ろして、刺身とタタキもどきで夕食。久しぶりの日本の味で美味しかった。残りはズケに。 8月28日朝、タンジェとジブラルタルのマリーナに電話して予約、OKを得た。そして港の警察署に出向いて、明朝早く出るからと言って出国スタンプをパスポートに全員押してもらった。そして午後観光。大聖堂は大規模で立派だった。海面下と説明があり有った地下の部屋まであつた。パイプオルガンも大規模。スペインも18世紀頃迄は大国だったのかしら?次いでタビラの塔に登って市内を一望。海岸の砦にも立寄る。旧市街は細い路地が沢山、皆小綺麗で汚らしいところはなし。よくこの低い離れ小島に3000年前からフェニキア人が住み始めて、発展してきたものだ、と感心。ここからジブラルタルの方に少しはなれたTrafalgar沖の海戦でネルソン提督率いるイギリス艦隊に敗れる前、スペイン無敵艦隊はCadizに集結し出撃したそう。明日は早目に出港して、モロッコTangier目指します。約55M, 向い風15ktの予報なので走り方に工夫が必要。また本マグロが釣れないかなあ。

8/24

8月24日土曜日、Guaudiana 川入り口のスペイン側のAyamonte を目指していたら、青いヨットが近づいて来た。Cavokという船名、まさかと思っていたら日本語で呼びかけられた。そう、あの松崎ご夫妻の船だった。まさかの奇遇!一緒にAyamonte マリーナに入港。夕食を近くのレストランでご一緒、色んな話しで花が咲きました。アルメリマールからポルトを目指して航海中とか、我々と逆コース。また来年アルメリマールでお会い出来そう。 25日朝、松崎さん達のお見送りを受けて、Guaudiana 川上流のAlcoutim目指して出港。目下遡上中です。昼間は30度を越えそう。昨日も35度で暑かった!やっと夏を感じることが出来る今日この頃です。

8/22,23

8月22日木、午後ラゴスの街を散策。マリーナは跳ね上げ式歩道橋の北、上流側にあり、ヨットが通るときはVHFで頼むとすぐ開けてくれる。数百隻係留してる大きなマリーナ。河口には要塞は。旧市街には、奴隷市場、サンタマリア教会、サンアントニオ教会などあり、レストラン、土産物屋は無数。世界各国からの観光客で賑わっていた。サンタマリア教会にはエンリケ航海王子の柩が一時安置されてたそう。サンアントニオ教会内部は黄金色に輝く豪華なものだったが撮影禁止で残念。夕食は通りでタパス、Cataplana (海鮮鍋),泡ワイン2本。
23日朝8時、ラゴス出港、27M東のVilamoura 目指す。
ポルトガルが1249年に最終的にイスラム勢力を追い出した地、はFaroは浅瀬の多いラグーンが前に有り、進入にリスクがあるため断念、手前のVilamoura にした。マリーナは千隻入れる立派なもので値段も一泊75€,周りは大きなホテル、海水浴場、ゴルフ場ありの一大リゾート地。Uber でFaroへ。修道士1575人の人骨で天井、壁などを固めた人骨堂があるCarmo 教会には驚いた。教会のメインの建物は内部が立派。
帰って艇内で久しぶりに夕食。

8/22

8月22日朝6時半にシネス出港、昼からから風が強くなり始め、St Vincente 岬前を通り、東へ90度左折する16時頃から20〜24kt に。フルメイン、ステースルでアビーム、スピード7kt強で純帆走。18時半にラゴス到着しましたが、川は向かい潮、20kt 以上の向かい風で、跳ね上げ歩道橋手前のReception pontoon 前で待機、他の船が偶然出たところでスリル満点の着岸。届け出後、橋が開いたところで北の方の指定ポンツーンへ。事前確認に行った。幸い風上に向けての着岸だったので何とか上手くいった。 翌21日、レンタカーで先ずSt Vincente 岬へ、しかし霧で綺麗な断崖が残念ながら見えず。戻ってSagres で昼食後Sagres 岬にある要塞を訪問。この辺りに航海学校が有ったらしいが1755年の大地震で壊滅的被害に遭い、はっきり何処か分ってないそう。そしてラゴスへの帰路、種子島西之表市の姉妹都市Vila do Bispo に立ち寄った。街の入り口にある教会は、特に内部が立派で、ポルトガル独特の青いタイル、アズレージョの装飾が一面に施されていた。ポルトガルが最初に考案した外洋帆船カラベルを手にした聖人の像も。役場は遅かったので閉まった直後だったが、まだ残っていた人が数人いて、事情を話したら快く中に入れてくれた。英語で西之表市と姉妹都市になった旨を刻んだ石碑が有った。市長は丁度 朝、種子島西之表市の祭りに招かれて旅だったところだと言っていた。打ち上げ隊長の鈴木さんが教えてくださったお陰で立ち寄ることが出来て良かった!帰ってレンタカー返却後、ラゴス旧市街の賑やかなところの一角にあるレストランで夕食。楽しい一日でした。

8/18

18日朝7時前にリスボン出港、約50M南のSines に16時頃入港。Sinesはラゴスまでの間にある唯一のマリーナ。かなりの規模で設備も充実、なのに1泊25€と安い。19日は風が午後20kt以上の予報だったので、2泊に決定。19日午後は丘の上の旧市街散策。ヴァスコダガマが生まれたお城があり、銅像が建ってました。綺麗な砂浜の海水浴場が眼下に。帰って点検したらエンジンのファンベルトがかなり緩んで摩耗してたのでヤマコーさんが交換作業。ダイナモの固定を緩める為のボルトの動きが悪いので調べたら、雌ネジが一部潰れていた。幸い8mmのタップが有ったので、雌ネジを整えて一件落着。 今日20日、少し明るくなった朝6時半にSines 出港、77M先のLagos 目指して追い風で走ってます。エンリケ航海王子が航海学校を建てたSt Vincente 岬を回る予定です。

8/16

8月16日金曜日、男性4人で市内観光。まず西の岡に登り、展望。下ってバイシャ地区散策、Paulのエッグタルトは美味しかった。前日のファドは12弦の丸いポルトガルギターの悲しみを帯びたソロが殆ど無く、和音を弾くだけで物足らなかったので、日本にも来たことがあるギター名人がオーナーのClube de Fad へ行き直し。女性歌手も雰囲気が有って良かった。大部さんご夫婦もファドレストランで合流。 17日は、大部さんご夫婦に買い出しを厚かましくお願い。お昼過ぎに単独リスボン訪問中の御厨さんの娘さんが船にこられ、続いて買い出しを終えた大部さんご夫婦もこられ、一緒に約2時間湾内クルーズ。喜んで頂けて幸せ。皆で船内夕食の後、約3週間お乗り頂いた御厨さん、新さんが下船されました。

8/13

13日は女性3人はNazare へラモス達が出場するビーチサッカー見物に、我々はCascais 散策。日本なら何処にでもありそうな海岸が名所に。 14日、女性の皆さんにもお乗り頂く予定でしたが、沖は20kt の風予報だったので、ご遠慮願って、お見送りをしてもらいながら、男性だけで朝10時にCascais 出港、12時過ぎにリスボンのDoca do Alcantara マリーナに到着、入り口に回転式歩道橋があり、毎正時と30分に開くとのマリーナからの話で、12時半に入港。真ん中辺りのマリーナ事務所前に枝無しの長い直線ポンツーンが2本ありかなり空きがあり、そこに係留。夕食は総勢8人で楽しかった。夜中1時頃尾道のヤマコーさんが船に到着されました。 15日午前中2時間ばかり、女性3人を乗せてTejo川遊覧をお楽しみ頂く。午後は一緒に観光。ジェロニモス修道院、海洋博物館見物後、発見のモニュメント、Belemの塔辺りを散策。途中で世界一美味しいと定評のある店でエッグタルトを買って食べました。夜はファド博物館近くのファドが聴けるレストランTaberna Del Rayで夕食。ギターの悲しい調べに乗って大きな声量で女性が歌うファドを楽しみました。 16日、女性3人は、遠くのコインブラ観光へ。大部さんご夫婦はご自身達で観光。我々残された男性4人は、昼からリスボン市内散策でもするかな。

8/11

8月11日,荒天回避の為、1日早めて朝7時にNazare出港。北からの追い風約14kt, ウネリ高め。ヨーロッパ最西端Roca岬沖を通過。夕方風力が増すとの予報通り、17時前から急に20kt 超に増大。Cascais Marina に17時半に入港。横風を受けながら右舷付けでのReception pontoon 着岸が上手く出来ず、船首付近に擦り傷。手続き後、奥のハンマーヘッドポンツーンに着岸、風上向けで助かった。 12日、ロカ岬ーシントラ周遊小型観光バスで先ずロカ岬へ。予報通り海上は荒れ模様でヨットは1隻も見当たらず。次いでシントラ近くのPena宮殿( 世界遺産、シントラ文化遺産の一つ)に移動、道は車で渋滞気味。チケット購入に小一時間、中では内部の部屋見物に約40分並ぶ。中は天井に彫刻したように絵で描いてある部屋も多く、期待外れ。ここは遠くから眺めるのが良い。夕方帰って、やっと春日井ご夫人、陽子さん、深見さんに会える。遥かポルトガル迄よくお出で下さいました。そして7人で夕食、久しぶりに和やかな夕食を楽しみました。 13日、ご婦人お3人はコインブラ迄サッカー見物に。我々は朝、壊れたメインセールのスライダーの一つを交換、軽油約80リットルをポリタンからメインタンクに注入。相変わらず今日も強風。

8/10

8月10日、予定より1日早くFigueira da Foz を出港(10時), 14時40分にNazare 到着。元の予定では、11日にポルトガル観光中の陽子さん達女性3人とFigueira da Foz で合流、一緒にヨットで、Nazare, Cascais に航海する予定でしたが、12日の予報が芳しくないので、キングビーは1日早めて11日中にCascais に到着することとしました。女性の皆様申し訳ありません。 3m くらいのウネリの中、Nazare に到着しましたが、ゴムボートに、プライベートヨットクラブとガイドブックに書いてある所に案内されました。従来の南のビジターバースの有るマリーナは電話しても通じない。 タクシー呼んで丘の上の旧市街へ行き、教会に行来ましたが、予想外に素晴らしいのにビックリ!丘の上からの眺めも最高!砂浜の海岸は世界一の波が出来るところでサーフィンで有名とか、世界中から観光客が来るリゾート地で、レストラン、店が多数。ごった返してました。予約なしでやっと入れたレストランでナザレシチュー、海鮮リゾットを、食べましたが、美味で大満足でした。

8/7

8月7日午後5時過ぎ、Figueira da Foz 到着、モンデゴ川に潮が登る流れが有ったので行き過ぎてバック、流れに逆らいながらマリーナに進入。突き当りのReception ポンツーンに仮付け、手続き後指定ポンツーンに移動。30€くらい。夕食は大部さんがイタリア風鍋を作ってくれました。 8日、電車に1時間10分くらい乗って、ポルトガル第3の町Coimbra へ観光。1290年にリスボンに作られた世界一古いと言われる大学が後にコインブラに移設され、丘の上にあり、現在もリスボン大学と並んで活動中。ここの旧大学、図書館(撮影禁止),旧大聖堂、新大聖堂など見学後、丘の下に降りて、サンタクルス修道院へ。隣の1530年建設の教会を改造したサンタクルスカフェで一服。全て見応えありました。

8/4

8月4日16時頃ポルト到着、Douro 川を
10分ばかり遡った右手のDouro Marina に入港。2ktの追い潮あり多少緊張。大部さんがマリーナで待っておられました。ここは垣見さんが3年くらいヨットを置いておられた所で、メールもしておいて下さったらしくセシリアさんが大変親切にご対応下さいました。近くの元漁師町で夕食、ポルトガル名物焼き鰯他をいただく。
翌5日朝7時半に山岡さんが離船、約2か月お疲れ様でした。そしてマリーナの紹介で10時前にタクシーでChurchill と言うポルトワインセラーを訪問。試飲が気に入って皆で5-6本買いました。以前からイギリスが最大の顧客で、この辺りに沢山のワインセラーがあるそう。葡萄はドウロ川上流の丘で栽培される。見学後ドン ルイス1世橋を渡ってポルト旧市街へ。教会、サンベント駅構内、大聖堂など至る所に青い絵のタイルが貼られている。旧市街は岡の上の起伏が多い所にあり、大いに疲れたのに、大聖堂ではまた、てっぺん迄登る。世界一綺麗と言われる本屋さんに20分並び、1人5ユーロ払って入る。彫刻された古い木の飾りが沢山だが、世界一綺麗かと言われるとイマイチ。帰りは、徒歩で橋を渡って、空中ケーブルで少し戻ってタクシーでマリーナへ。
6日は、朝、軽油をタンクにポリタンから補充、ドジヤー補修、掃除など、昼前からスーパーへ買い出しに。7日はFigueira da Fozに向け朝7時に出港予定です。

8/2

8月2日金曜、Baiona を出てしばらくしたら濃い霧が出て、Viana do Castelo に着くまで霧中航行。到着したらマリーナの外の川岸のWaiting Pontoon が空いていて着岸、ここに2泊。後から続々と入って来て2列計8艇になりました。Viana do Castelo には旧市街があり、散策後レストランで夕食。
翌3日タクシーで約25分東へ走って、Lima川上流のPonte do Lima へ。ローマ時代の橋があり、ポルトガルで最も古い町の一つ。垣見さんもおすすめ。観光案内所を探していたら、移転していて、中から不動産関係の女性が出て来て、この町の出身者でフランシスコ パチェコと言う人が1606年に日本に渡り,長年住んで日本についての知識をもたらしたが、近くの教会に祀られている、と案内してくれた。その後橋へ。ローマ人が作ったが大部分は中世に建て替えられ、対岸の一部がローマ時代のままらしい。Viana に戻って、ケーブルカーで教会が有る丘の上へ。更に教会の中でエレベーターと急階段でてっぺん迄。降りてから、モールでショッピング。夕食は艇内で山岡シェフ最後の料理?
4日朝、潮流が多少は弱まる10時に出港したが、以外に流れが早く、バウスラスタでは充分バウを触れなくて前のヨットのバウスプリットのアンカーがキングビーのスタンションに接触、右舷の2本が曲がりました。バウからスプリングロープを取り、プロペラでスターンを振り出すやり方で、今度は無事離岸。バウスラスタは非力で頼ってはダメと実感!

8/1

8月1日木曜、穏やかな海を走って3時頃スペイン最後の寄港地Baiona に入港。Monte Real Club de Yates マリーナは古城のすぐ横。クラブハウスのようなレストラン、マリーナオフィスは古城の石垣の中。丘の上迄家があり風光明媚。コロンブスが新大陸からヨーロッパに戻った時、最初に入港したそうで、帆船レプリカが浮かんでました。古城の上からの眺めも良かった。レストランでワイン。食事は8時半迄は出せないとの事だったので、バルキングビーで。シャワートイレが新しくて綺麗だった。 2日金曜、9時にViana do Castelo目指して出港。外海にでたら結構濃い霧、今お昼ですがまだ晴れません。マリーナに電話したら一杯とのこと、横抱きさせてくれ、と言ったら、すでにそうしてる、とのこと。とにかく行くからと答えた。出る船があるかもしれないが保証出来ない、と言われましたが、兎に角行ってみることに。

7/31

7月31日、約35M南下してRia de Muros へ。ウネリは収まって楽ちん航海。この辺りは五ヶ所湾から尾鷲迄のように深い湾ばかり続いてる。もっと規模は大きいが。各入江はRia de x x x と呼ばれる。リアス式海岸の名はここから出たらしい。Muros は丘の上迄家が並ぶ小さな港町だが、綺麗で近は観光客も来るそう。夕食はタパス風の内容だが大皿の料理、格安でお腹いっぱい。勿論僕はワインが進む。 8月1日、今日は45M南のBaionaへ。リアス式海岸はBaionaでおしまい。午後遅くに風が20〜25ktに上がると言う予報なので、少し明るくなる7時に出港。西経8度なのに、スペインは0度の英グリニッジ時間より1時間早いフランス、ドイツと同じ時間を採用し ていて、更に夏時間なので、実際は2時間以上早い。だから夜は11時前まで明るい。夜中2〜3時まで騒ぎ、朝8時は人影まばら。今クォーターから風受けて快調に機帆走して先を急いでます。