2012年8月22日水曜日

熊野花火

 太平洋航海から帰ってから、修理や整理をやっていますが、その合間を縫って8月17日、熊野花火を見に行きました。参加者は小林さんの家族3人と僕の家族4人の計7人。志摩ヨットハーバーからは他に3艇参加でした(シャングリラ、シーファーラー、プリモ)。少し遅れて11時30分にシャングリラと一緒に出航、降水確率30%という予報だったけど、走行中はおおむね晴れで、弱風、波も1.5m以下で慣れない家族も大丈夫なコンディションでラッキー。ゆっくり目に7時間走って42M先の熊野沖の海上に18時30分に到着。沢山のヨット、モーターボート、漁船、客船の間を抜けて、パシフィックビーナスの陸側に、VOCからの3艇と並んでアンカリング。水深27mで約60mのチェーン使用。7時20分から2時間、素晴らしい花火を楽しむことができました。


  My family and Kobayashi-san's family,totaling 7, went to see the big Kumano Fireworks Festival on Aug.17th. KING BEE ran mainly motoring for seven hours over quiet ocean to reach the venue, some 42M southwest from Shima Yacht harbor.









 帰りのハプニング: 7月23日に太平洋周航から帰還するまで問題なかったのに、花火が終わって帰ろうとしたら、両色灯、船尾灯が点かないことが分かり、非常用の乾電池式両色灯を付け、停泊灯、前灯を点灯して帰りました。帰着後調べたら、両方ともパルピットのステンレス管の中で断線していました(腐食)。さらにエンジンの回転数を上げるとオートパイロットが頑張れなくなって右へ回ってしまうという現象も現れ、燃料計も針の振り切れ(満タン以上)が起きました。いずれも塩分による腐食と推定してます。長期間塩気にさらされるとあちこちが腐食で問題が起きることを今更ながら実感しました。昨年11月にNZへ着くまで動いていたのに、今年3月に点検したら8個のウィンチの内7個まで塩分による固着で動かず、分解洗浄、グリスアップで苦労したのも、その例です。